孫興民、強敵イラン戦へ警戒 アジア大会「金」へ険しい道のり
発信地:ジャカルタ/インドネシア
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【8月22日 AFP】第18回アジア競技大会(18th Asian Games、Asiad)のサッカー男子で優勝し、兵役免除を目指す韓国代表の孫興民(Heung Min Son、ソン・フンミン)は、チームがグループ首位通過を逃したことで、決勝までの道のりは厳しいものになったと警告した。
20日に行われたキルギス戦は、孫のボレーシュートが決勝点となり韓国が1-0で勝利。この結果、韓国は出場チームの中で最もランキングの高い強豪イランとベスト16で対戦することになった。
孫が21か月にわたる兵役を免除されるには、今大会で優勝する以外に方法はなく、26歳の同選手はゴール前でより冷静にならなければならないと若いチームメートに警告した。
「イランは非常に強い。しっかりと準備しなければならない」と警戒する孫は「私たちは全員がプロ選手だ。だから彼らは自分たちで学ぶはずであり、私から彼らに何かを言う必要はないと思う。チームとして次の試合で何を改善させるべきかは理解している」と語った。
マレーシアにまさかの黒星を喫した韓国はグループステージを2位で通過。23日に行われるイラン戦に勝利すれば、韓国は評価の高いウズベキスタンと準々決勝で対戦する可能性が高く、孫は「イランとウズベキスタンは、どちらも今大会で優勝できるだけの力を持っている。しかし、どのチームにも金メダルを手にする可能性はある」と付け加えた。
また、韓国を率いる金鶴範(Hak-Bum Kim)監督はイランを「非常にパワフルなチーム」と呼び、警戒する孫に同調。「どの試合が最後の一戦になってもおかしくない」とコメントした。(c)AFP