【8月26日 AFP】18-19イングランド・プレミアリーグは25日、第3節の試合が行われ、アーセナル(Arsenal)は3-1でウェストハム(West Ham)から逆転勝利を飾り、ウナイ・エメリ(Unai Emery)新監督は待望のリーグ戦初白星を手にした。しかし指揮官は、チームにまだ課題が多いことを認めている。

 アーセン・ベンゲル(Arsene Wenger)前監督が去り、エメリ監督が就任したアーセナルは、開幕からマンチェスター・シティ(Manchester City)とチェルシー(Chelsea)に連敗し、1992年以降では最悪のシーズンスタートとなっていた。

 そしてこの日も、チームは本拠地エミレーツ・スタジアム(Emirates Stadium)でマルコ・アルナウトビッチ(Marko Arnautovic)にまさかの先制ゴールを許した。

 それでも、守備面では問題を抱えながら、攻撃では一定の質を保っていたチームはついに逆襲を開始。ナチョ・モンレアル(Nacho Monreal)のゴールで前半のうちに追いつくと、後半には交代出場で存在感を見せていたアレクサンドレ・ラカゼット(Alexandre Lacazette)が相手のオウンゴールを誘発し、逆転に成功した。アディショナルタイムには、同じく交代出場のダニー・ウェルベック(Danny Welbeck)がダメ押しゴールを決めた。

 しかし、勝利したとはいえ内容は不安定で、6位に終わった昨季から4位以内への順位アップを目指すエメリ監督としては、まだ仕事は山積みと言える。監督は「2連敗後の初めての勝ち点3をうれしく思うが、改善が必要なのは明らかだ」と話した。

「難しい試合だった。今後もピンチを減らす取り組みを続けなくてはならない。ピンチがこれだけ多くなっている原因に目を向けなければいけない。中盤のバランスを修正する必要がある。攻守の切り替えで後手を踏む場面が多かった」

 またこの日は、メスト・エジル(Mesut Ozil)が体調不良で試合を欠場したが、監督はメディアで報じられたエジルとの不仲説を一蹴している。(c)AFP/Steven GRIFFITHS