【8月26日 AFP】18-19イングランド・プレミアリーグは25日、第3節の試合が行われ、マンチェスター・シティ(Manchester City)は1-1でウォルバーハンプトン・ワンダラーズ(Wolverhampton Wanderers)と引き分け、今季初めて勝ち点を落とした。しかし、チームを率いるジョゼップ・グアルディオラ(Josep Guardiola)監督は冷静さを保とうとしている。

 敵地モリニュー・スタジアム(Molineux Stadium)で昇格組とのゲームに臨んだシティは、57分にウィリー・ボリー(Willy Boly)の疑惑のゴールで先制されたが、69分にアイメリク・ラポルテ(Aymeric Laporte)の加入後初ゴールが決まって引き分けに持ち込んだ。

 ボリーのゴールはハンドで、本来なら取り消されるべきだった。シティはその後、一時的に冷静さを失い、ダビド・シルバ(David Silva)がPKをもらえなかったことに抗議してイエローカードを提示された。

 このゴールについて、グアルディオラ監督は「見ていなかった。私は審判ではないし、そのことについて審判と話もしていない。私は今も、これからも審判ではない」とだけ話している。

 試合終了直後には審判団に不満をぶつけていたようにも見えたグアルディオラ監督だが、試合後の会見では落ち着いた雰囲気をまとい、問題の場面についてマーティン・アトキンソン(Martin Atkinson)主審と話をしたことを否定しながら、努めて客観的に試合を振り返った。

「これまでと同じように勝つつもりで試合に臨んだが、勝ち点2を失ったとも、1ポイントを拾ったとも言える試合になった。プレミアリーグはまだ3試合を終えただけ。先は長いし、これを続けなくてはならない。勝つためのチャンスはたくさん作ったし、引き分けに終わったが、そこまで残念な印象はない。少しリズムが悪い時間帯もあったが、全体としては内容に満足している」

 とはいえ、シティはウォルバーハンプトンに守備のほころびを突かれる場面もあり、プレミアの残りのチームにとってはシティ攻略の光明が見えた試合になった。(c)AFP/Steve MADELEY