【8月6日 AFP】サッカーイングランド・プレミアリーグのチェルシー(Chelsea)を率いるマウリツィオ・サッリ(Maurizio Sarri)監督は、レアル・マドリード(Real Madrid)に加入する意思を代理人が明かしたGKティボー・クルトワ(Thibaut Courtois)との間で、6日に直接対話することになった。

 クルトワはW杯ロシア大会(2018 World Cup)後の休暇から戻っておらず、マンチェスター・シティ(Manchester City)に0-2で敗れたFAコミュニティーシールド(FA Community Shield 2018)も欠場していた。

 それでも、代理人を務めるクリストフ・ヘンロタイ(Christophe Henrotay)氏が、2人の子どもが現在スペイン・マドリードに住むクルトワをレアルが獲得しようとしていることに対して、チェルシーに「慈悲」を示すよう求めたこともあり、試合が行われたウェンブリー・スタジアム(Wembley Stadium)では26歳の同選手についての話が尽きなかった。

 レアルは失策の多いGKケイロール・ナバス(Keylor Navas)の代役を望んでおり、かつてアトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)に在籍したクルトワを第一の補強候補と考えている。ヘンロタイ氏もまた、この取引はクルトワにとって「最高の選択肢」になると話している。

 クルトワとチェルシーの契約はあと1年しか残っておらず、レアルも3500万ポンド(約50億円)という額のオファーを送ったと報じられているが、それでもチェルシーはクルトワを確保したい構えだ。

 チェルシーは11日にプレミアリーグの開幕戦でハダーズフィールド・タウン(Huddersfield Town)と対戦予定。クルトワは6日にプレシーズンの練習に復帰する予定で、サッリ監督はクルトワの去就について本人と話し合う準備ができているという。

 サッリ監督は、もし本人が退団を望むのであればクルトワを放出する意思があることを示唆し、「代理人に関して私からの反応はない。代理人には興味がない。クルトワ本人から聞きたい」と述べた。

「もし、あす(6日)クルトワが代理人と同じ内容のことを言えば、私は当然クラブに話さなければならない」

「私がほしいのは、非常に高いモチベーションを持った選手だけだ」 (c)AFP