【8月1日 AFP】イングランド・プレミアリーグのチェルシー(Chelsea)が、W杯ロシア大会(2018 World Cup)で優勝したフランス代表のヌゴロ・カンテ(N’Golo Kante)に5年間の契約延長オファーを送ったと、英メディアが7月31日に伝えた。

 英紙タイムズ(The Times)や英夕刊紙イブニング・スタンダード(Evening Standard)は、仮にカンテが新契約にサインすれば、その週給は29万ポンド(約4200万円)になると報じている。

 チェルシーは、フランス・リーグ1の王者であるパリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)がカンテに対して示している明確な関心をかわしたいと考えており、同選手の週給は2021年まで続く今回の新契約により、倍になる見込みとなっている。

 カンテは3200万ポンド(約47億円)の移籍金でレスター・シティ(Leicester City)からチェルシーに加入し、アントニオ・コンテ(Antonio Conte)監督の下でプレミアリーグを制した2016-17シーズンでは重要な役割を果たした。

 両紙によれば、チェルシーはスペイン1部リーグのレアル・マドリード(Real Madrid)への移籍を思いとどまらせるため、現在チームで最も給料の高いエデン・アザール(Eden Hazard)の週給を22万ポンド(約3200万円)から30万ポンド(約4400万円)に上げることも検討しているという。とはいえ、アザールに対して2億ポンド(約293億円)の移籍金が提示されれば、チェルシーも考え直すかもしれない。

 3550万ポンド(約51億円)でレアルに移籍するのではないかとみられているティボー・クルトワ(Thibaut Courtois)とアザールのベルギー代表の2人は、同国が準決勝に進出したW杯後の休暇を終え、今週中にチェルシーの練習に復帰する予定となっている。(c)AFP