【8月1日 AFP】ジョン・ケリー(John Kelly)米大統領首席補佐官は、ドナルド・トランプ(Donald Trump)大統領に2020年まで職にとどまる意向を伝えた。ホワイトハウス(White House)関係者が7月31日、明らかにした。ケリー氏をめぐっては近く辞任するとの観測が出ていたが、大統領1期目の任期満了までの留任表明によりそれを打ち消した格好だ。

 海兵隊退役大将のケリー氏は昨年7月、混乱に陥っていたホワイトハウスに秩序と規律をもたらすべくトランプ氏に起用された。当時、トランプ氏には側近らが適切な検討が加えられていない案を持ちかけるのが常態となりつつあり、そうした状況を防ぐ役割が期待されていた。

 しかし、ここ数か月でケリー氏のそうした「門番」としての役割はうやむやになり、ホワイトハウスで周辺に追いやられたとみられていた。(c)AFP