【7月11日 CNS】国際原油価格の上昇を受け、中国内の石油製品価格が年内にも8回目の値上げをするとの観測が同国で広がっている。

 卓創資訊(Sublime China Information)のアナリスト薛珊氏は「サウジアラビアが増産に対する態度をはっきりさせていないことに加え、米国の対イラン制裁が国際原油価格を押し上げている」と解説した。

 中国の石油製品価格は2018年に入って12回見直されており、うち7回は値上げだった。ガソリン価格は今年に入り1トンあたり535元(約8900円)、ディーゼル価格は1トン520元(約8700円)上昇している。


金聯創(JLC)石油製品アナリストの徐鵬氏は、「今年はガソリンスタンドも安売りを手控えており、客離れが起こっている」と述べた。(c)CNS/JCM/AFPBB News