【5月29日 AFP】『グラン・ブルー(The Big Blue)』や『レオン(Leon)』などで知られるフランスの映画監督リュック・ベッソン(Luc Besson)氏(59)が、女優(27)から性的暴行の疑いで告訴された問題で、この女優の血液検査を行った結果、薬物は検出されなかったことが28日、捜査関係筋の話で分かった。女優はベッソン氏とホテルで会った際、紅茶を飲んだ後に気分が悪くなったと話していた。

 モデルを兼業するこの女優は今月、ベッソン氏と会った翌日に性的暴行で同氏を告訴。ベッソン氏は「妄想めいた言いがかり」だとして疑いを否定している。

 女優は警察に、パリのホテルでベッソン氏と会った際、紅茶を1杯飲んだ後に気分が悪くなり、意識を失ったと話していた。

 女優は薬物を飲まされたとは主張していないが、捜査当局はあらゆる可能性を調べるため血液検査を行ったという。

 女優は、ベッソン氏と2年ほど交際していたが、それは仕事上の理由からそうせざるを得ないと感じたからだとしている。(c)AFP