【5月18日 CNS】中国で建設中の広東省(Guangdong)深セン市(Shenzhen)と茂名市(Maoming)を結ぶ高速鉄道「深茂線」のレールが通る南坦海特大橋に、高速鉄道用防音アーチが建設された。

 アーチが建設された区間は全長2キロで、観光地として知られる「小鳥天堂(小鳥のパラダイス)」と呼ばれる中国最大の野鳥観測地から800メートルしか離れていない。「小鳥天堂」には、3万羽以上のサギが生息している。

 1億87万元(約32億3400万円)を投じて建設された防音アーチは、吸音板と遮音板が使用されており、列車が通過する際の騒音や振動、光などが鳥たちの生活に影響を与えないように配慮されている。また、建設も野鳥の繁殖期を避けて行われた。(c)CNS/JCM/AFPBB News