【4月28日 CNS】中国・杭州動物園の人気ジャイアントパンダ「成就(Cheng Jiu)」は手術と療養を経て、容体が安定しつつあり、26日からまた展示エリアに戻ることになった。

 成就は今年2月下旬、突然体調を崩し、人工飼育下のパンダとしては例のない急性胃拡張による胃への大量な食物滞留と診断され、翌3月2日に手術が行われた。4時間に及ぶ手術は成功したものの、術後も胃液の逆流や腹膜炎、嘔吐や重度の貧血などの症状がみられ、一時は危篤状態に陥っていた。

 その後は容体が安定し、3月24日には成就は初めて自発的に食事を取った。採取した便からは、胃機能に回復がみられたと医療チームは判断した。

 現在の成就は、順調に回復し、自分から動き回るなど元気も出ており、すでに回復段階にあるという。

 医療チームは、活動が日増しに活発になる成就に対し、リハビリをスタートさせる。4月26日から毎日午前7時半〜9時半に園内の展示エリアに成就を戻している。(c)CNS/JCM/AFPBB News