【4月14日 AFP】米司法省は13日、ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領の顧問弁護士マイケル・コーエン(Michael Cohen)氏が、「私的な商取引」で刑事捜査を受けていることを明らかにした。

 ロバート・クザミ(Robert Khuzami)連邦検事がニューヨーク連邦地方裁に行った申し立ての中でコーエン氏の捜査対象となっている行為についてまとめた。

 コーエン氏は、連邦捜査局(FBI)が9日に押収した資料を法執行機関が調査しないよう一時的差し止め命令を求めていた。これを受けて司法省は今回の申し立てを行った。

 FBI捜査官らは9日、コーエン氏の自宅、ホテルの部屋、事務所、貸金庫を捜索して携帯電話2台を押収。これにトランプ氏は怒りをあらわにしていた。

 長年にわたりトランプ大統領の顧問弁護士を務めてきたコーエン氏は、2016年の大統領選に先立ち、10年前にトランプ氏と不倫関係にあったと主張しているポルノ女優のストーミー・ダニエルズ(Stormy Daniels)さんに13万ドル(約1400万円)を支払っていたことを認めている。

 米紙ワシントン・ポスト(Washington Post)によると、コーエン氏は銀行詐欺と選挙運動資金の違反で捜査されている可能性がある。(c)AFP