【4月3日 AFP】女子ゴルフ米国ツアーメジャー第1戦、ANAインスピレーション(ANA Inspiration 2018)は2日、米カリフォルニア州ランチョミラージュ(Rancho Mirage)のミッションヒルズCC(Mission Hills Country Club)で前日から持ち越されたプレーオフが行われ、スウェーデンのペルニラ・リンドベリ(Pernilla Lindberg)が8ホール目で朴仁妃(In-Bee Park、イン・ビー・パーク、韓国)との激闘に決着をつけ、自身初のメジャータイトル獲得を果たした。

 大会4日目までトップを維持していたリンドベリは、パー4の10番で約7メートル半のバーディーパットをねじ込み優勝に王手をかけた。2013年大会を含めてメジャー通算7勝を誇る31歳の朴は、次のホールに勝負を持ち越すためには約3メートルの難しいパットを入れる必要があったが、これを外して相手に勝利を譲ってしまった。

 通算180大会以上でトップ10入りを果たし、メジャーでの過去最高成績は2015年全米女子オープン(US Women's Open 2015)の5位タイとなっていたリンドベリは、「自分はとにかく諦めない選手です。昨日は最後まで『自分が勝つ。勝ってみせる』という気持ちでした」とすると、「このまま食らいついていけば、いけると思っていました。最後のパットが入ったときは、信じられませんでした」とコメントした。

 リンドベリはまた、優勝者の恒例行事として同コースの名物である18番グリーンのポピー池(Poppie's Pond)に両親と飛び込み、「私がゴルフをしているのは、両親のためにほかなりません。彼らがここにいてくれて本当に最高です。この数日間は、どれだけ父の心臓をどきどきさせてしまったかは分からない。でも、両親がいてくれて本当にうれしいです。一緒にこの勝利を喜びます」と話した。(c)AFP