【3月12日 AFP】17-18イタリア・セリエAは11日、第28節の試合が行われ、ユベントス(Juventus)はパウロ・ディバラ(Paulo Dybala)が2得点の活躍をみせ、ウディネーゼ(Udinese)に2-0で勝利。インテル(Inter Milan)と0-0で引き分けたナポリ(SSC Napoli)から首位の座を奪い返した。

 前半にゴンサロ・イグアイン(Gonzalo Higuain)がPKを失敗しながらも勝利を収めたユベントスは、ナポリよりも試合消化が1つ少ないながらも首位に浮上し、リーグ7連覇に向けて視界良好となった。

 7日に行われたトッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)との欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2017-18)決勝トーナメント1回戦第2戦でも決勝点を挙げたディバラは、「水曜日(トッテナム戦)のドラマの後だったので、きょうの試合をリラックスし過ぎた状態で迎える危険性はあったけれど、僕らは勝ち点3を取るために必要な品格と経験を示した」と語った。

「僕のゴールでチームを助けることができうれしい。ライバルに圧力をかけて前に進み続ける。(首位に立った)今は運命は僕ら次第だ」

■ナポリは黄信号

 一方、3日の試合でASローマ(AS Roma)に2-4で敗れ、リーグ戦の連勝が10で止まったナポリは、トップ4フィニッシュを目指すインテルから得点を奪うことができなかった。

 終盤にインテルを圧倒したものの無得点に終わったナポリは、1990年以来のタイトル獲得に暗雲が垂れ込めた。

 ユベントスにプレッシャーをかけるために勝利が必要だったナポリだが、ロレンツォ・インシーニェ(Lorenzo Insigne)が自ら作ったチャンスを逃すなど、ゴールは遠かった。(c)AFP