【3月1日 AFP】サッカーイタリア杯(Italian Cup 2017-18)は28日、準決勝第2戦が行われ、大会4連覇を目指すユベントス(Juventus)は1-0でアタランタ(Atalanta)を下し、2戦合計スコア2-0でACミラン(AC Milan)との決勝へ駒を進めた。

 敵地ベルガモ(Bergamo)で行われた第1戦をゴンサロ・イグアイン(Gonzalo Higuain)の決勝ゴールで制したユベントスは後半30分、ペナルティーエリア内でブレーズ・マテュイディ(Blaise Matuidi)がファウルを受けて獲得したPKをミラレム・ピャニッチMiralem Pjanic)が決め、再び勝利をつかんだ。

 雪が降る中で行われた本拠地ユベントス・スタジアム(Juventus Stadium)の一戦をものにしたマッシミリアーノ・アレグリ(Massimiliano Allegri)監督は試合後、「この日の選手たちのプレー、そしてシーズン中の戦いぶりをたたえたい」と語った。

 一方、スタディオ・オリンピコ(Stadio Olimpico)で行われたミラン対ラツィオ(SS Lazio)の試合はスコアレスで突入した延長戦でも決着がつかず、迎えたPK戦を5-4で制したミランが、5月9日にローマで開催される決勝への切符をつかんだ。

「苦しい夜だった。われわれは非常に若いチームだが、彼らを再びファンが夢見たようなチームにしていかないといけない」と話したミランのジェンナロ・ガットゥーゾ(Gennaro Gattuso)監督は、これで同チームでの無敗記録が13(6連勝中)に伸びたが、「私は戦略家ではない。ただのラッキーな男だ」と付け加え、クラブを立て直した自身の手腕については語らなかった。

 イタリア杯で5度の優勝経験を誇るミランは、2016年に決勝へ進出しているものの、2003年を最後にトロフィーからは遠ざかっている。(c)AFP