バルセロナが国王杯決勝進出、コウチーニョが移籍後初ゴール
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【2月9日 AFP】サッカースペイン国王杯(Copa del Rey 2017-18)は8日、準決勝第2戦が行われ、途中出場したフィリペ・コウチーニョ・コレイア(Philippe Coutinho Correia)が移籍後初得点を記録したFCバルセロナ(FC Barcelona)は、バレンシア(Valencia CF)を2-0で下し、2試合合計スコア3-0で決勝に進んだ。
1月初旬に1億6000万ユーロ(約213億円)でイングランド・プレミアリーグのリバプール(Liverpool FC)から加入したコウチーニョは、敵地メスタージャ(Mestalla Stadium)で行われた第2戦で後半頭からピッチに立つと、同4分に記念すべき初ゴールをマークした。
大会3連覇中のバルセロナは、終了8分前にイヴァン・ラキティッチ(Ivan Rakitic)の得点でバレンシアを突き放し、5季連続の決勝進出を果たした。
試合後、スペインのテレビ局Golに対しコウチーニョは「自分にとって初めての決勝なのでとても特別な瞬間だね」とコメントしている。
「とても満足している。最初の数試合、僕はずっとこのゴールを探していたんだ。きょうはそれをゲットし、チームの決勝進出に貢献することができた」
敗れたバレンシアは、ロナルド・クーマン(Ronald Koeman)政権下で、同じ準決勝でバルセロナを下して優勝した2008年以来となる決勝進出を目指していた。
ルイス・スアレス(Luis Suarez)にゴールを許してカンプ・ノウ(Camp Nou)での第1戦を0-1で落としたバレンシアは、ロドリゴ(Rodrigo Moreno Machado)のヘディングシュートが相手GKヤスパー・シレッセン(Jasper Cillessen)に阻まれるなど、合計スコアで追いつくチャンスを逃した。
前半にバルセロナは、リオネル・メッシ(Lionel Messi)が何度か迎えた決定機を逃したが、コウチーニョの投入で試合の流れを自らの方へ引き寄せた。
バルセロナのエルネスト・バルベルデ(Ernesto Valverde)監督は、アンドレ・ゴメス(Andre Gomes)に代えて新戦力をピッチに送り込むと、コウチーニョはスアレスのクロスにファーサイドで合わせてすぐに期待に応えた。
バレンシアはDFエセキエル・ガライ(Ezequiel Garay)が負傷退場した直後の同29分、ホセ・ルイス・ガヤ(Jose Luis Gaya)がゴールの目の前でシュートを放ったが、シレッセンのスーパーセーブに阻まれた。
その後、ガブリエウ・パウリスタ(Gabriel Paulista)のミスからラキティッチに2点目を奪われたバレンシアは、公式戦6連敗を喫した。
ジェラール・ピケ(Gerard Pique)の負傷退場はバルセロナにとって唯一の誤算だったが、代わって投入されたコロンビア代表DFジェリー・ミナ(Yerry Mina)が新天地デビューを飾っている。
前日の試合でセビージャFC(Sevilla FC)は、CDレガネス(CD Leganes)を2-0で下し、2試合合計スコア3-1で決勝に駒を進めている。(c)AFP