【2月5日 東方新報】2017年に経営破たんした中国のシェア自転車「小藍単車(Bluegogo)」が、北京市(Beijing)や深セン市(Shenzhen)で営業を再開すると宣言した。これに対し、深セン市交通局が同社のマネジメント体制が不十分だとして営業許可申請を却下する事態になっている。

 経営難に陥っていた小藍単車は2017年下半期、経営破たんした。利用者の保証金が払い戻されない問題が取りざたされ、未解決のままだ。管理を引き継いだ中国最大の配車アプリ「滴滴出行(Didi Chuxing)」は、保証金未返還問題の解決策として、シェア自転車を利用する際に支払った保証金や入金残高の額に応じ、滴滴が提供するサービスのクーポン券に引き換えることで対応すると発表した。こうしたことから、小藍単車は1月17日に営業再開すると発表していた。

 しかし、滴滴が発表した対策は深センの主管部門で許可を得られず、小藍単車の営業許可申請も受け付けられなかった。

 深セン市交通局は、滴滴がすでに同市に投入した小藍単車のシェア自転車を、規定に基づき厳密に規制していくと発表した。(c)東方新報/AFPBB News