【2月2日 AFP】イングランド・プレミアリーグの各クラブが1月の移籍市場で投じた総額が、史上最高額となる4億3000万ポンド(約670億円)を記録したことが分かった。今回の数字を算出した会計事務所デロイト(Deloitte)によると、来季の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2018-19)出場権を争うトップクラブが、戦力充実を図ったことが理由だという。

 今回の金額はこれまでの最高額だった2億2500万ポンド(約350億円)の約2倍に達しただけでなく、移籍期限の1月31日だけで投じられた1億5000万ポンド(約235億円)は、こちらも冬の移籍市場の最終日としては最も高い数字となった。

 通常、冬の移籍市場は残留争いをするクラブの投資が目立つが、今年は夏のマーケットのような動きを見せ、支出の内訳は上位6クラブが全体の3分の2、下位6クラブは約20パーセントという結果になった。

 また今冬の市場では、フィリペ・コウチーニョ・コレイア(Philippe Coutinho Correia)やジエゴ・コスタ(Diego da Silva Costa)らがイングランドを離れた一方、アイメリク・ラポルテ(Aymeric Laporte)やピエール・エメリク・オーバメヤン(Pierre-Emerick Aubameyang)といった選手が同国に戦いの場を移してきたことで、国外クラブとの移籍に関わる支出、収入額もともにプレミア史上最高となった。(c)AFP