【1月7日 AFP】スペイン1部リーグのFCバルセロナ(FC Barcelona)は6日、イングランド・プレミアリーグのリバプール(Liverpool FC)からブラジル代表のフィリペ・コウチーニョ・コレイア(Philippe Coutinho Correia)を獲得。バルセロナは史上3番目に高額な移籍金1億6000万ユーロ(約218億円)を支払い、コウチーニョは念願のバルセロナ移籍を果たした。

 バルセロナは「リバプールとフィリペ・コウチーニョの移籍で合意に達した。コウチーニョは、今季の残り半分プラス5年間の契約を結び、契約解除金は4億ユーロ(約544億円)となる」と声明を発表している。

 コウチーニョの移籍金額は、昨夏にバルセロナからフランス・リーグ1のパリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)へ移籍したネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)、ASモナコ(AS Monaco)から同じくPSGへ加入したキリアン・エムバペ(Kylian Mbappe)に次ぐ史上3番目に高額となった。

 リバプールのユルゲン・クロップ(Jurgen Klopp)監督は、クラブの公式ウェブサイトで「非常に残念だが、チームとして、またクラブとして、良き友人であり、素晴らしい人間であり、驚異的な選手であるフィリペ・コウチーニョにお別れを言う準備をしている」とコメントした。

「バルセロナが最初に関心を示した昨年7月以来、フィリペが移籍を望んでいたのは知っての通りだ。私に対しても、オーナーに対しても、さらにはチームメートに対してもかたくなで、どうしても今回の移籍を実現させたいと考えていた」

 ブラジル・リオデジャネイロ出身で、現在25歳のコウチーニョは、2013年1月にイタリア・セリエAのインテル(Inter Milan)から850万ポンド(約13億円)でリバプールへ加入し、公式戦通算54ゴールを挙げたが、5年間の在籍中にタイトルには手が届かなかった。

 バルセロナは昨年の夏から狙っていた選手を手に入れた形になったが、リバプールにとっては好調な司令塔の離脱は痛手となる。コウチーニョは2017年最後の7試合で6得点を記録し、チームのチャンピオンズリーグ(UEFA Champions League)出場圏内の維持に貢献していた。(c)AFP