【1月31日 AFP】来月開幕する平昌冬季五輪を前に、韓国のスキー選手団が31日、北朝鮮選手らとの合同練習のため直行便で北朝鮮入りした。同便は米政府による北朝鮮制裁の対象から外されているという。

 北朝鮮の核開発をめぐって朝鮮半島(Korean Peninsula)は緊張状態が続いていたが、まれな南北関係の一時的緩和ともみられる平昌冬季五輪に向け、最近では南北交流が多く行われている。

 スキー選手24人を含む計45人の韓国代表団が向かったのは、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン、Kim Jong-Un)朝鮮労働党委員長の肝煎りで建設された馬息嶺(マシンニョン、Masikryong)スキー場。この24選手は平昌冬季五輪に参加する予定はない。

 北朝鮮で日頃からスキーができる人はほとんどいないこともあり、馬息嶺スキー場はメインのゲレンデでもほとんど人がおらず、非日常を味わいたい西側諸国の観光客らがしばしば訪れることで知られている。

 韓国代表団はアシアナ航空(Asiana Airlines)のチャーター機に搭乗し、北朝鮮の東海岸に位置する元山(ウォンサン、Wonsan)の葛麻(カルマ、Kalma)空港に到着した。

 米政府による制裁では、過去180日以内に北朝鮮を離陸した航空機は米国への着陸を禁止されているが、韓国統一省の白泰鉉(ペク・テヒョン、Baik Tae-Hyun)報道官によると、同省が「チャーター機を制裁から除外するよう米国と調整した」という。

 またこのチャーター機は陸地の軍事境界線の通過を避けるため、離陸後に海へと向かい、北朝鮮入りした。

 韓国代表団は2月1日に同じ航路で帰国する予定で、その際には平昌冬季五輪に参加する北朝鮮のスケート選手ら10人を含む32人が北朝鮮から復路の便に同乗するという。(c)AFP