バルサが国王杯4強へ黄信号、メッシPKミスでライバルに苦杯
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【1月18日 AFP】サッカースペイン国王杯(Copa del Rey 2017-18)は17日、準々決勝第1戦が行われ、FCバルセロナ(FC Barcelona)はリオネル・メッシ(Lionel Messi)がPKをミスすると、試合終盤にRCDエスパニョール(RCD Espanyol)の決勝点を許し、0-1で敗れた。バルサの公式戦での黒星は昨年8月以来となった。
予想のつかないカップ戦でのダービーマッチで、メッシが後半17分にPKのチャンスを逸すると、エスパニョールは終了2分前にオスカル・メレンド(Oscar Melendo)が巧みなシュートでネットを揺らし、本拠地の観客を熱狂させた。
バルサのセルヒオ・ブスケッツ(Sergio Busquets)は試合後に「こういった日が来るのは分かっていた。できるだけその日が来るのを遅らせようとしていたが、今日はそうならなかった。まだ、巻き返しができる2戦目があるのは良いこと。それがホームでできるのはついている。何が起ころうとも勝たなければならない」と語った。
多くのチャンスがなかった試合で、セルジ・ロベルト(Sergi Roberto Carnicer)へのファウルで得たPKはバルサにとって決定的な瞬間になるかに思われたが、エスパニョールのGKディエゴ・ロペス(Diego Lopez)は左に飛んでメッシの強烈なシュートをはじいた。
するとエスパニョールは終了間際、マルク・ナバーロ(Marc Navarro)の低いクロスにメレンドが合わせて得点し、約9年ぶりとなるバルサからの勝利を手にした。
一方、アトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)はホームで1-2とセビージャFC(Sevilla FC)に敗れた。
アトレティコは後半27分、ヘタフェ(Getafe CF)とのリーグ戦で得点を喜んだ後に退場処分を受けて以来の出場となったジエゴ・コスタ(Diego da Silva Costa)が出場ここ4試合で3点目となるゴールを決めて先制したが、終盤に2ゴールを奪われて本拠地ワンダ・メトロポリターノ(Wanda Metropolitano)で初戦を落とした。
先制点から7分後、クロスボールがアトレティコのリュカ・エルナンデス(Lucas Hernandez)に当たると、さらにGKミゲル・アンヘル・モヤ(Miguel Angel Moya)が不可解にもこのボールを自陣ゴールに押し込んでオウンゴールを犯し、セビージャは思わぬ形で同点に追い付いた。
さらにセビージャは終了2分前、ウィサム・ベン・イェデル(Wissam Ben Yedder)の落としたボールに走り込んだホアキン・コレア(Joaquin Correa)が決勝点を奪った。
またバレンシア(Valencia CF)は、2-1でアラベス(Alaves)に先勝している。(c)AFP