【1月15日 AFP】ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領は14日、歓迎しない移民の出身国としてアフリカ諸国やハイチを「肥だめ」国家と呼んだとされ、各国から猛烈な非難を浴びている問題で、「私は人種差別主義者ではない」と強調し、改めて発言を否定した。

 トランプ氏は自身が所有するフロリダ州ウエストパームビーチ(West Palm Beach)のゴルフクラブ「トランプ・インターナショナル・ゴルフ・クラブ(Trump International Golf Club)」で記者団に対し、「私は人種差別主義者ではない。君たちが取材した人たちの中で最も人種差別的でない人間だ」と述べた。

「肥だめ」発言は、11日の移民改革をめぐる議員らとの会合で出たとされる。アフリカ諸国とハイチ、エルサルバドルからの移民保護についての問題が提起されると、トランプ氏は「肥だめ国から来た連中をなぜ受け入れなければならないのか」と述べ、ノルウェーのように裕福で白人が大半を占める国々からの移民を歓迎すべきだと提案したという。

 米紙ワシントン・ポスト(Washington Post)とニューヨーク・タイムズ(New York Times)によって報じられ、会合に出席していた民主党のディック・ダービン(Dick Durbin)上院議員が発言があったと認めた。

 トランプ氏は12日にもツイッター(Twitter)で発言を否定していた。(c)AFP/Olivia HAMPTON