【1月15日 AFP】イングランド・プレミアリーグ、アーセナル(Arsenal)のアーセン・ベンゲル(Arsene Wenger)監督は14日、アレクシス・サンチェス(Alexis Sanchez)の今後については間もなく決まるだろうと期待を示した。サンチェスは同日1-2で敗戦を喫したボーンマス(AFC Bournemouth)戦でチームから外れていた。

 今季終了後に自由契約となるサンチェスは、マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)やマンチェスター・シティ(Manchester City)の標的となっており、昨夏の移籍市場最終日にはシティが契約目前まで迫っていた。

 それでも、ユナイテッドはアーセナルが提示する移籍金の希望額3500万ポンド(約53億円)を満たし、契約にヘンリク・ムヒタリアン(Henrikh Mkhitaryan)も加えられる可能性があるなど、有力な移籍先となっている。

 ベンゲル監督はすべての可能性に扉は開かれているとしたが、敵地バイタリティー・スタジアム(Vitality Stadium)への遠征メンバーにサンチェスを招集することはできないと感じたという。

 サンチェスはプレーしたがっていたと明かした指揮官は「とはいえ、彼にとっては難しい時期だ。彼は今までずっと献身的だったが、昨日、あるいは今日移籍するかもしれないし、しないかもしれない。この48時間で決まることになるだろう。彼は少しばかり待機中の状態だった。それで、あのような決断を下した。彼がプレーを拒否したわけではない」とコメントした。

 契約は目前かと問われたベンゲル監督は「わたしは名人ではない。きょう、あしたに決まるかもしれないし、何も起こらないかもしれない」と応じた。

「仮にサンチェスが出ていけば、代役が必要だ。サンチェスのような選手が出ていった場合、われわれはそれに対処しなければならない。出ていくか否かは分からないが、今現在は移籍期間だ」

 アーセナルには、フランス・リーグ1のボルドー(FC Girondins de Bordeaux)に所属するFWマウコム(Malcom Filipe Silva de Oliveira)を3500万ポンドで獲得するとのうわさがある。

 それでも指揮官は「いや、まだ具体的なことはない」とし、マウコムがターゲットの一人かと問われると「特定の名前を言わない方が良さそうだ」と応じている。(c)AFP