【1月15日 AFP】17-18イングランド・プレミアリーグは14日、第23節の試合が行われ、リバプール(Liverpool FC)が4-3でマンチェスター・シティ(Manchester City)との上位対決を制した。今季初黒星を喫したシティのジョゼップ・グアルディオラ(Josep Guardiola)監督は試合後、プレミアの優勝争いは「まだ終わっていない」と強調している。

 グアルディオラ監督は「リバプールにおめでとうと言いたい。1-1の段階ではわれわれのペースだったが、フィニッシュの精度が低く、一気に1-4まで突き放されてしまった。失点した後も動揺してはならなかったが、落ち着きが足りなかった。シーズンには、こういう状況を乗り越えなければならないこともある」とコメントした。

「現実問題としてわれわれは試合に敗れ、次のニューカッスル(Newcastle)戦に向けて回復し、準備をしなくてはならない。対戦相手をたたえたい。ユルゲン・クロップ(Jurgen Klopp)のチームは特に本拠地アンフィールド(Anfield)では非常に攻撃的で、難しい試合になるのはわかっていた」

「数分を除けば、われわれもパフォーマンスは良かった。2失点目を喫した後、相手は数分でさらに2点を加え、追いつくのが難しくなった。この数か月、会見のたびにみなさんはプレミア優勝はもう決まったと言い、私は『まだ終わっていない』と繰り返してきた。われわれは1試合1試合戦い、今の順位を守る必要がある」

 リバプールは開始早々にアレックス・オックスレイド・チェンバレン(Alex Oxlade-Chamberlain)のゴールで先制したが、シティも前半終盤にリロイ・ザネ(Leroy Sane)がゴールを決め、1-1の同点でハーフタイムに入った。

 迎えた後半、リバプールは9分間にロベルト・フィルミーノ(Roberto Firmino)、サディオ・マネ(Sadio Mane)、モハメド・サラー(Mohamed Salah)がゴールを記録し、3得点を奪取。対するシティは、終盤にベルナルド・シウバ(Bernardo Silva)とイルカイ・ギュンドアン(Ilkay Gundogan)のゴールで追い上げ、驚異の逆転劇に期待を抱かせたが、最終的にはリバプールが会心の勝利を収めた。

 リバプールのクロップ監督は、チームの出来を喜び、プレミアリーグの素晴らしい宣伝になったと話している。

「20年は語り継がれる歴史に残る試合になった。シティは今年もう負けないかもしれないからね。世界中の人がこの試合を見ていたし、それだけの試合だった。みんなが夢中になり、ピッチに目を奪われ、そして両チームがサッカーをプレーしていた」

「どのくらいのレベルかはわからないが、われわれはサッカーで相手を大いに苦しめた。最後も心配はしていなかったし、4失点まではしないだろうと考えていた。今は選手たちのことをよくわかっている。ものすごい激しさだった」

「質の高さとプレー姿勢がかみ合えば、これだけの試合が見られる。本当に楽しかったよ。守備について話す人もいるだろう。無失点じゃなかったじゃないかとね。そういう人は細かいことを気にしていればいいさ」 (c)AFP