【1月13日 東方新報】盛んにお酒を酌み交わし、相手に敬意を表すことで宴は大いに盛り上がる。中国で酒は長い間、中国文化の中で重要な部分を担ってきた。酒席での付き合いを重要視する文化は、日本のはるか上を行く。酒量も多い。しかし、「激烈」な酒席が続くと体がもたない。誰か代わってくれる人がいたら──。そんな望みをかなえてくれるサービスが昨年末、中国に登場。しかし、年明け早々に消えてしまった。

 2017年末、運転代行アプリで有名な「e代駕(eDaijia)」は、誰かに自分の代わりにお酒を飲んでもらうという「飲酒代行」サービスの「e代喝(edaihe)」を、同アプリ内で始めた。ところが、サービス開始直後から多くの疑問が寄せられたことが影響したのか、現在、飲酒代行サービスはひっそりとアプリから消えている。

 サービス開始当初、インターネット上ではユーザーから、「飲酒代行」がついに現実のものとなったと感動の声が上がっていた。「こんなサービスがあればいいな」とネット上でつぶやいていた人たちは、一定数いたようだ。サービス提供地域は、北京(Beijing)や上海(Shanghai)、広州(Guangzhou)など大都市を含め、全国36都市を網羅する規模になっていた。