【1月1日 AFP】17-18イングランド・プレミアリーグは12月31日、第21節の試合が行われ、アーセナル(Arsenal)はウェスト・ブロムウィッチ・アルビオン(West Bromwich Albion、WBA)と1-1で引き分け、リーグ通算811試合目の指揮を執ったアーセン・ベンゲル(Arsene Wenger)監督の偉業を白星で飾ることができなかった。

 ベンゲル監督は前節、リーグ通算810試合でマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)の伝説的名将アレックス・ファーガソン(Alex Ferguson)氏が持つ記録に並び、この日の試合で最多記録を更新した。しかし、終盤に同点に追いつかれ、勝利目前から一転して引き分けに持ち込まれた。

 アーセナルは後半38分、アレクシス・サンチェス(Alexis Sanchez)のFKでWBAのジェームス・マクリーン(James McClean)のオウンゴールを誘発して先制したものの、同44分にカラム・チェンバース(Calum Chambers)のハンドでPKを献上し、これをWBAのジェイ・ロドリゲス(Jay Rodriguez)に決められた。

 怒りが収まらないベンゲル監督は、WBAにPKを与えたマイク・ディーン(Mike Dean)主審の判定が「勝ち点3を台無しにした」として不満をあらわにし、「われわれは厳しい日程を消化している最中で、勝利を目指して必死に戦ったが、納得のいかない判定で報われなかった」と語っている。

「彼(ディーン主審)はその場面を見ていない。彼の正面には選手がいたので、その場面を目撃していないんだ。だから私は彼の判定に疑問を感じている」(c)AFP