【12月31日 AFP】17-18イングランド・プレミアリーグは30日、第21節の試合が行われ、マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)は本拠地オールド・トラフォード(Old Trafford)でサウサンプトン(Southampton FC)と0-0で引き分けた。この試合ではロメルー・ルカク(Romelu Lukaku)が負傷交代しており、ジョゼ・モウリーニョ(Jose Mourinho)監督のいら立ちにはさらに増すばかりだった。

 終盤にポール・ポグバ(Paul Pogba)がゴールネットを揺らしたものの、オフサイドの判定で得点は認められず、リーグ戦で3試合連続引き分けに終わったユナイテッドは、首位を独走するマンチェスター・シティ(Manchester City)をさらに優位に立たせてしまった。

 シティが31日の試合でクリスタルパレス(Crystal Palace)に勝利すれば、首位とユナイテッドの勝ち点差は17まで広がることになる。

 モウリーニョ監督にとって新しい悩みの種は、ルカクの負傷がどの程度なのかになるだろう。ルカクはサウサンプトンのウェズリー・フート(Wesley Hoedt)との競り合いで後頭部を強打すると、マーカス・ラシュフォード(Marcus Rashford)と交代するまでの5分間、ピッチ上で治療を受けていた。ルカクの意識はあり、最終的には酸素マスクを着けて担架で運び出された。

 モウリーニョ監督は試合後、ルカクの負傷はそれほど長引かないとの見解を示した一方で、詳細については明らかにしなかったものの、BTスポーツ(BT Sport)に対して故障明けのズラタン・イブラヒモビッチ(Zlatan Ibrahimovic)が「1か月ほど戦線離脱する」と語った。

「これがサッカーだ。ルカクはついてなかった。フートはきちんとボールをヘディングしようとしていたと思っている。ルカクにとっても、フートにとっても不運な結果になってしまった」

「アグレッシブなプレーではなかったし、重大な問題に発展しないことを願っている。ただ言えるのは、負傷したあと、ルカクは最後までプレーしなかったということだ」(c)AFP