【1月1日 AFP】17-18イングランド・プレミアリーグは12月31日、第21節の試合が行われ、マンチェスター・シティ(Manchester City)はクリスタルパレス(Crystal Palace)と0-0で引き分け、リーグ戦の連勝は18でストップ。ジョゼップ・グアルディオラ(Josep Guardiola)監督は、ケビン・デ・ブルイネ(Kevin de Bruyne)が大けがをするおそれがあったとして、選手たちの保護を強化するよう訴えた。

 終盤にシティのGKエデルソン(Ederson Santana de Moraes)がPKを止めた直後、ベルギー代表のデ・ブルイネは、クリスタルパレスのジェイソン・パンチェオン(Jason Puncheon)の激しいタックルを受けて倒れ込み、担架で運び出されてピッチを後にした。

 グアルディオラ監督は、デ・ブルイネのけがは当初の予想よりひどくはなかったものの、1月2日に予定されているワトフォード(Watford FC)との試合には間に合わないことを明らかにしている。また、前半に負傷交代したブラジル代表のガブリエウ・ジェズス(Gabriel Jesus)については、少なくとも「1~2か月」ほど戦線離脱するだろうとの見解を示した。

 しかしながら、グアルディオラ監督が最大の懸念を示したのは、この試合でのパンチェオンの激しいタックルなど、最近の試合でみられる選手が負傷しかねない手荒いプレーについてで、「プレミアリーグのフィジカルの強さには感心しているが、審判はすべての選手を守らなければならない」と語った。

「イングランドサッカー協会(FA)とこの件について話し合ったことはないが、彼らの主な関心はダイブにある。ここではほかのリーグよりもフィジカル的なプレーが認められているが、それでも限度というものがある」

 グアルディオラ監督はまた、フィジカルの強さを前面に出すイングランドサッカーのスタイルを変更する必要はないと理解を示した一方で、バランスをとらなければならないと話している。

「(フィジカルの)判定基準が今までより上がると危険だ。サッカーはこれまで以上に高速化していて唐突に何かが起きるので、傷つける気がなくても、相手を長期離脱に追いやることもある」(c)AFP