【12月31日 AFP】ムバダラ・ワールド・テニス選手権(Mubadala World Tennis Championship)は30日、アラブ首長国連邦(UAE)のアブダビで男女シングルス決勝が行われ、妊娠・出産による休養を取っていたセレーナ・ウィリアムス(Serena Williams、米国)が、全仏オープンテニス(French Open 2017)女王のエレナ・オスタペンコ(Jelena Ostapenko、ラトビア)から1セットを奪うまずまずの復帰を果たした。

 妊娠2か月で出場しながら優勝を飾った全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2017)以来約11か月ぶりにコートに戻ってきた36歳のセレーナはこの日、2-6、6-3、5-10でオスタペンコに敗れた。試合時間は1時間7分だった。

 四大大会(グランドスラム)通算23勝を誇るセレーナは試合後「プレー、競技、観客の皆さん、そして雰囲気が本当に恋しかった。また戻ってこられて本当に良かった」と語った。

 その一方でセレーナは「ツアーに戻る準備が完全にできたかは、まだ分からない。帰ってくるときは必ず優勝を目指して戦いたい」と続け、2週間後に開幕する全豪オープンに出場するかについては明言を避けている。

「分からない。でも、あの場所に戻ってくるのを楽しみにしているのは確か。その日その日にできることをやっている。(コーチの)パトリック(・ムラトグルー<Patrick Mouratoglou>氏)やチームと検討していくつもり」

 一方の男子シングルス決勝では、世界ランキング14位のケビン・アンダーソン(Kevin Anderson、南アフリカ)が6-4、7-6(7-0)で同20位のロベルト・バウティスタ・アグト(Roberto Bautista Agut、スペイン)を下し、今回で10回目を迎えた節目の大会で優勝を飾っている。(c)AFP/Josh Charles