【12月4日 AFP】17-18イングランド・プレミアリーグは3日、第15節の試合が行われ、マンチェスター・シティ(Manchester City)はダビド・シルバ(David Silva)の終盤の勝ち越しゴールでウェストハム(West Ham)を2-1で下し、2位との勝ち点差8を守った。

 試合終了間際に勝ち越す劇的な戦いが続いているシティは、この日も後半38分にシルバが逆転ゴールを決め、リーグ記録に並ぶ13連勝を飾った。

 ハーフタイム直前にアンジェロ・オビンツェ・オグボンナ(Angelo Obinze Ogbonna)に先制点を許したシティは、後半ニコラス・オタメンディ(Nicolas Otamendi)のゴールで同点とすると、最後はシルバが見事なボレーを決めた。

 シティは2016-17シーズンのチェルシー(Chelsea)、2001-02シーズンのアーセナル(Arsenal)が記録した1シーズンの最長連勝記録と肩を並べた。なお、シーズンをまたいでの最長記録は、アーセナルが2002年2月から8月にかけて樹立した14連勝となっている。

 同時にクラブ記録となる公式戦20連勝を飾ったシティは、敵地オールド・トラフォード(Old Trafford)で10日に行われる2位マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)との直接対決に弾みをつけた。

 一方、8試合白星のないウェストハムは、20チーム中19位に低迷している。

 シティのジョゼップ・グアルディオラ(Josep Guardiola)監督は、「滑り出しは良かったが我慢が足りなかった。(ウェストハムのGK)アドリアン(Adrian)が毎回(ボールを保持して)30秒使ったので、われわれにはリズムが生まれなかった」と試合を振り返っている。

「相手はペナルティーエリア内で10人がプレーしていた。ありえないことだ。われわれが何者であるかを証明できたので大きな勝利だ」

 またグアルディオラ監督は、前線のセルヒオ・アグエロ(Sergio Aguero)のサポート役として、ガブリエウ・ジェズス(Gabriel Jesus)を後半頭から投入したハーフタイムの決断がカギだったと話している。

「相手が深く守っている場合はその解決策を取らなければならない。後半は二人のストライカーがピッチにいて助かった。このことは自分にとって大きなレッスンとなった。われわれはその二人から多くのチャンスを演出した」

「ペースが良くなりエリア内での脅威が増した。ケビン・デ・ブルイネ(Kevin De Bruyne)が守備的MFのようにプレーしテンポを与えた。劇的にチームは良くなった」

 しかしシティはセットプレーから失点を喫しており、グアルディオラ監督は来週ユナイテッドも空中戦を仕掛けてくると予想した。

「セットプレーでのディフェンスについては多くの時間を割いて話しをしたが、相手の方に高さがあった。来週のユナイテッド戦でもそれは起きると思うので、セットプレーの機会をあまり与えないようにしなければならない」 (c)AFP/Ian WHITTELL