【12月3日 AFP】17-18フランス・リーグ1は2日、第16節の試合が行われ、パリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)は敵地でストラスブール(Strasbourg)に1-2で敗れて今季初黒星を喫したが、ウナイ・エメリ(Unai Emery)監督は5日に控える欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2017-18)のバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)戦に不安はないとコメントした。

 アウェーでバイエルンに0-4で敗れない限りグループB首位通過が決まるPSGだが、報道陣からチームに不安はあるかと問われるとエメリ監督は「ノー」と答えた。

「火曜日(5日)の試合はチャンピオンズリーグで上を目指す相手との大きな試練になる。いいシーズンにしたいというわれわれの気持ちを示したい」

 この結果PSGは、3日に試合を行うオリンピック・マルセイユ(Olympique de Marseille)とオリンピック・リヨン(Olympique Lyon)にポイント差を縮めるチャンスを与えた。

 しかしエメリ監督は、「多くの得点チャンスがあったし、内容では負けていなかったが、ゴール前で冷静さを欠いた。勝利に値したので不安はない」として試合内容に一定の評価をした。

 後半20分にステファン・バオケン(Stephane Bahoken)がシュートをゴールに突き刺して勝ち越したストラスブールは、16位に浮上して降格圏を抜け出した。

 後半ロスタイムの9分まで続いたPSGの猛攻に耐え、消耗しきったストラスブールの選手たちは、試合終了のホイッスルが吹かれると勝利を予期していなかったファンと喜びを分かち合った。

 ストラスブールのティエリ・ロレイ(Thierry Laurey)監督は、「こういうチームに勝つためには、全員が連携し、持っている力をはるかに超えるパフォーマンスをする必要がある。選手はライオンのように戦った。チームを誇りに思う」と選手をたたえた。

 ラダメル・ファルカオ・ガルシア(Radamel Falcao Garcia)が得点ランクで首位に立つPSGのエディンソン・カヴァーニ(Edinson Cavani)に1点差に迫る今季14ゴール目を挙げたASモナコ(AS Monaco)は、アンジェSCO(Angers SCO)に1-0で勝利して4試合ぶりの勝利を収め、PSGと9ポイント差の暫定2位に浮上した。

 開始2分にファルカオが挙げたゴールで20チーム中19位に沈むアンジェに勝利したモナコは、3日にモンペリエ(Montpellier HSC)と敵地で戦うマルセイユに1ポイント差、同日に同じくアウェーでカーン(SM Caen)と戦うリヨンに3ポイント差をつけている。

 マリオ・バロテッリ(Mario Barwauh Balotelli)が決勝点を挙げたニース(OGC Nice)は、メッス(FC Metz)に3-1で勝利して12位に順位を上げている。(c)AFP/Terence DALEY