【11月27日 AFP】17-18フランス・リーグ1は26日、第14節の試合が行われ、ネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)とエディンソン・カヴァーニ(Edinson Cavani)が得点を記録したパリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)は、昨季のリーグ王者ASモナコ(AS Monaco)との首位攻防戦を2-1で制し、両チームの勝ち点差は9に広がった。

 PSGは前半19分、ユリアン・ドラクスラー(Julian Draxler)の折り返しをカヴァーニがトーキックで合わせて先制すると、後半7分にはネイマールがアルマミ・トゥーレ(Almamy Toure)に押し倒されてPKを獲得。このPKにはネイマールが臨み、相手GKの逆を突くキックを自信を持って成功させた。

 その一方で、今季はPSGへの期限付き移籍という形ながら、最大1億8000万ユーロ(約238億円)での完全移籍が決まっている世界最高額の10代キリアン・エムバペ(Kylian Mbappe)は、古巣相手にいくつもあった好機を逃し、フラストレーションのたまる夜を過ごした。

 夏に主力選手を数多く手放したモナコも反撃し、リーグ戦10試合先発ですでに13得点を稼いでいるラダメル・ファルカオ・ガルシア(Radamel Falcao Garcia)が4人に囲まれながらもヘディングシュートを放ち、さらにFKでゴールに迫った。後半36分にはジョアン・モウチーニョ(Joao Moutinho)のFKがエムバペの頭に当たってゴールに入り、1点を返したが、同点に追いつくことはできなかった。

 PSGのウナイ・エメリ(Unai Emery)監督は「敵地でチャンピオンに勝てて良かった。これを続け、さらに成長していかなくてはならない」と語った。

 3人で素晴らしい働きを見せた中盤のアドリエン・ラビオ(Adrien Rabiot)は「マルコ(ヴェッラッティ〈Marco Verratti〉)とユリアンとの中盤がものすごくはまった」と話し、モナコのファビーニョ(Fabio Henrique Tavares 'Fabinho’)も「あれだけのクオリティーを持ったチームを相手に、難しい試合になった」と認めている。

 リーグ戦14試合を終えて無敗のPSGは、勝ち点を38に伸ばし、モナコとオリンピック・リヨン(Olympique Lyon)に勝ち点9差、オリンピック・マルセイユ(Olympique de Marseille)に同10差をつけている。(c)AFP