【11月30日 CNS】中国・湖南省(Hunan)衛生・計画生育委員会が25日に発表した感染症情報によると、スクリーニング検査などを行った結果、24日夜の時点で、桃江県(Taojiang)第四中学校で生徒を含む81人が結核と診断されたほか、7人に結核の疑いがあることがわかった。また、同県職業中等専門学校でも9人が結核と診断された。

 結核菌の潜伏期間が比較的長期にわたることから、感染が確認されて以降、桃江県の疾病予防対策センターは市、省、国の衛生・計画生育委員会の専門家の指導のもと、結核感染対策のルールに従って対応を続けるとしている。感染者と接触があったとみられる関係者についても、スクリーニングが終了している。県人民政府は『学校の感染病予防強化についての通知』を発表し、県民への予防知識の普及と予防措置の徹底を急いでいる。

 また、学校や学生が集中しやすい公共の場所について、換気や清掃、消毒を行って感染の拡大を予防するように呼びかけている。(c)CNS/JCM/AFPBB News