【12月1日 CNS】中国最大のシンクタンクCCG(Center for China and Globalization)と中国の大手オンライン旅行サービス会社シートリップ(Ctrip.com、携程)が共同でまとめた「中国観光業における発展の促進と効果の向上について」によると、外国人観光客が最も好む上位3都市は、上海(Shanghai)、北京(Beijing)、広州(Guangzhou)だった。

 同報告によると、中国を訪れる外国人の主な目的は仕事と、自然景観。初めて中国に来る外国人観光客はレジャーや文化的体験が多い。新しい旅行目的として、伝統薬やはり治療などの「中国医療ツーリズム」も注目されている。観光情報は、インターネットを使って調べてから旅行先を決めるのが新しいトレンドになっているという。

 外国人観光客の出身国は、日本20%、アメリカ16%、韓国15%の順に多かった。この3か国は、中国の重要な貿易協力パートナーでもある。また、初めて中国旅行をする外国人観光客の中で、アメリカ人が8割を占めるという。

 一方、中国人の外国旅行が引き続き増加しているのに対し、中国を訪れる外国人観光客の数は大きな変化は見られず、出国超過の状態が続いている。(c)CNS/JCM/AFPBB News