【11月10日 AFP】2018年サッカーW杯ロシア大会(2018 World Cup)に向けた準備を進めるブラジル代表は、仏リール(Lille)で10日に行われる日本代表との親善試合に、史上最高額の移籍金でフランス・リーグ1のパリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)に加入したネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)らスター選手を起用する。

 これが6大会連続のW杯出場となる日本に対し、南米予選を圧倒的な強さで勝ち抜いて開催国ロシア以外で本戦出場を決めた最初の国となったブラジルのチッチ(Adenor Leonardo Bacchi aka Tite)監督は、「親善試合とはいえ、これはW杯に備える大事な一戦だ。大会本番のつもりで臨むことになる。選手たちにとって重要なのは、ここから先はすべての試合がW杯に向けた準備であると理解しておくことだ」と述べた。

 スタッド・ピエール・モーロワ(Stade Pierre Mauroy)で行われる今回の日本戦では、イングランド・プレミアリーグのリバプール(Liverpool FC)に所属するフィリペ・コウチーニョ・コレイア(Philippe Coutinho Correia)が内転筋を痛めて出場が危ぶまれていることを除き、ブラジルはトップ選手のほぼ全員をそろえている。

 25歳のネイマールは、PSGが5-0で大勝した4日のアンジェSCO(Angers SCO)戦を太ももの故障で欠場したものの、今週パリで行われたチーム練習には3回ともフル参加しており、チッチ監督も同選手が日本戦で先発すると明言した。

 今回の招集メンバーには、PSGのチアゴ・シウバ(Thiago Silva)をはじめ、控えとしてマルキーニョス(Marcos Aoas Correa "Marquinhos”)とダニエウ・アウベス(Daniel Alves)が名を連ねている。

 さらに、ASモナコ(AS Monaco)のジェメルソン(Jemerson)とマンチェスター・シティ(Manchester City)のダニーロ(Danilo Luiz da Silva)も、今回の試合でW杯のメンバー入りに名乗りを上げる機会を与えられた。(c)AFP