【11月6日 AFP】2日に行われたヨーロッパリーグ(UEFA Europa League 2017-18)の試合前に、自軍のサポーターの頭部を蹴ったフランス・リーグ1、オリンピック・マルセイユ(Olympique de Marseille)のパトリス・エヴラ(Patrice Evra)が5日、『本物のマルセイユ』ファンから受けた支援を称賛した。

 36歳のエヴラは、敵地でビトリア・ギマラエス(Vitoria Guimaraes)と対戦した試合前の練習中に暴力行為をはたらき、レッドカードで退場になった。これを受けてマルセイユは3日、同選手に対して出場停止処分を言い渡している。

 マルセイユは5日、本拠地スタッド・ヴェロドローム(Stade Velodrome)でカーン(SM Caen)に5-0で大勝した。エヴラは自身のインスタグラム(Instagram)に「今夜は素晴らしい結果となり、みんなのことをとても誇りに思う。本物のマルセイユファン全員に感謝している。彼らから僕はたくさんの支援をいただいた」と投稿した。

 しかしながら、スタジアムではエヴラがよく使用する「私はこのゲームが大好きだ」というスローガンを引き合いにして「このゲームは終わった」という横断幕が掲げられ、ほかのサポーターからも「私たちのカラーにお前は合わない。エヴラ、出ていけ」というメッセージを示され、同選手に対してサポーターから厳しい声が挙がっていた。

 欧州サッカー連盟(UEFA)はすでに少なくとも1試合の出場停止を科し、11月10日の事情聴取次第ではさらなる追加処分の可能性を示唆しており、マルセイユもクラブとして調査を行うことを明かしている。(c)AFP