【10月30日 AFP】17-18イタリア・セリエAは29日、第11節の試合が行われ、ナポリ(SSC Napoli)は3-1でサッスオーロ(US Sassuolo)を下して無敗を守り、ユベントス(Juventus)、ラツィオ(SS Lazio)と勝ち点3差の首位を維持した。

 マンチェスター・シティ(Manchester City)との欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2017-18)の試合を11月1日に控えるナポリは、アラン(Allan)のゴールで先制したものの、前半41分にサッスオーロのディエゴ・ファルチネッリ(Diego Falcinelli)に同点ゴールを許した。

 それでも前半終了間際、ホセ・マリア・カジェホン(Jose Maria Callejon)のカーブをかけたCKが直接ゴールになって勝ち越すと、後半9分には好調ドリース・メルテンス(Dries Mertens)の得点で突き放した。

 前日ユベントスがACミラン(AC Milan)を2-0で下していたが、ナポリもしっかり勝利を収めて勝ち点を31に伸ばした。30日にキエーボ・ベローナ(Chievo Verona)戦を控えるインテル(Inter Milan)は、勝利すればナポリとの勝ち点2差を維持できる。

 それでもマウリツィオ・サッリ(Maurizio Sarri)監督は、同点に追いつかれたことに大いに不満がある様子で「試合を支配しているときに気を抜けばああいう事態になる。1-1でハーフタイムに入るという、非論理的なことが危うく起こるところだった」と話した。

「完全に支配したことで選手の危機感が薄れている。その部分はなんとかしなくてはいけない。首位争いは厳しい。ナポリとインテルが無敗で、ユベントスとラツィオもまだ1敗だ。最後まで全チームがこのペースで行くとは思わないが、それはわれわれについても言えること。スクデット(リーグ優勝)を取るには90ポイント以上が必要になりそうだ」

「ただ、今考えなくてはならない唯一のことは水曜日のマンチェスター・シティ戦だ。非常に厳しい試合になるのはわかっているが、そこだけに意識を集中させる必要がある。シーズンはまだ始まったばかりだ」 (c)AFP/Emmeline MOORE