【10月26日 AFP】17-18イタリア・セリエAは25日、第10節の試合が行われ、ナポリ(SSC Napoli)はドリース・メルテンス(Dries Mertens)の2得点と相手のオウンゴールでジェノア(Genoa CF)に3-2で逆転勝ちし、リーグ首位の座をキープしている。

 ナポリを率いるマウリツィオ・サッリ(Maurizio Sarri)監督は試合後、「終了10分前に1点を許し、どう転ぶか分からない状況になった。圧倒的に支配していたにもかかわらず、試合をしっかりと締めくくれなかったのは悔いが残る」と振り返った。

 試合は前半4分、ホームのジェノアがアデル・ターラブト(Adel Taarabt)の得点で先制。対するナポリは10分後、メルテンスのFKで同点に追いつくと、同30分にもベルギー出身の同選手のゴールで勝ち越しに成功した。

 さらに、ナポリはエルヴィン・ズカノヴィッチ(Ervin Zukanovic)のオウンゴールで追加点を挙げたが、ジェノアもアルマンド・イッゾ(Armando Izzo)が後半31分にネットを揺らし、再び1点差に詰め寄っていた。

 この日行われたその他の試合では、ユベントス(Juventus)が4-1でSPALに快勝し、前日の試合で暫定首位に躍り出ていたインテル(Inter Milan)と勝ち点1差の3位を維持している。

 一方、一部のファンがASローマ(AS Roma)のユニホーム姿となったユダヤ人の少女アンネ・フランク(Anne Frank)の写真を利用して反ユダヤ主義的な行為に及んだとし、波紋を広げていたラツィオ(SS Lazio)は、ボローニャ(Bologna FC)を2-1で退けてユベントスと勝ち点で並んでいる。

 クロトーネ(FC Crotone)と対戦したローマは、ディエゴ・ペロッティ(Diego Perotti)が開始10分に決めたPKによる1点を守り抜いて5位。ヴィンチェンツォ・モンテッラ(Vincenzo Montella)監督に重圧がかかるACミラン(AC Milan)は4-1でキエーボ・ベローナ(Chievo Verona)に大勝し、5試合ぶりの白星をつかんでいる。(c)AFP/Emmeline MOORE