【10月29日 AFP】17-18イングランド・プレミアリーグは28日、第10節の試合が行われ、首位マンチェスター・シティ(Manchester City)は3-2でウェスト・ブロムウィッチ・アルビオン(West Bromwich AlbionWBA)に勝利し、2位との勝ち点5差をキープした。

 シティはクラブ歴代最多得点記録に並んだセルヒオ・アグエロ(Sergio Aguero)をベンチに温存しながらも、リロイ・ザネ(Leroy Sane)、フェルナンジーニョ(Fernandinho)、ラヒーム・スターリング(Raheem Sterling)が得点を記録した。

 開幕10試合で合計28ポイントの勝ち点を積み上げているジョゼップ・グアルディオラ(Josep Guardiola)監督は、「すべての試合で4点、5点、6点も決めて勝てるわけではない。そんなことは非現実的だ」とコメントした。

「良いパフォーマンスのときに気持ちよく勝つことが重要であり、高いレベルでプレーできないときは、勝利を手にすることが重要だ」

 一方、試合前の勝ち点で並んでいたトッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)との直接対決となったマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)は、後半36分に途中出場のアントニー・マルシアル(Anthony Martial)のゴールで1-0で勝利。敗れたトッテナムは、エースのハリー・ケイン(Harry Kane)の負傷欠場が響いた。

 前節の試合でハダーズフィールド・タウン(Huddersfield Town)に1-2で敗れ、選手を批判したユナイテッドのジョゼ・モウリーニョ(Jose Mourinho)監督は、「きょうの選手たちは、すべてのボールが選手生活最後のボールかのように気持ちが入っていた」とチームをたたえた。

 トッテナムのマウリシオ・ポチェッティーノ(Mauricio Pochettino)監督は、ユナイテッドのGKダビド・デ・ヘア(David de Gea)のロングキックをロメルー・ルカク(Romelu Lukaku)が頭でつないで生まれたマルシアルのゴールについて「あれはわれわれのミスだった」と振り返っている。

 アーセナル(Arsenal)は2-1でスウォンジー・シティ(Swansea City)に逆転勝利し、トッテナムとの勝ち点差を1に縮めた。

 前半22分にサム・クルーカス(Sam Clucas)に先制を許したアーセナルだったが、後半立ち上がりにセアド・コラシナツ(Sead Kolasinac)のゴールで追いつくと、13分にはコラシナツのパスにアーロン・ラムジー(Aaron Ramsey)が合わせて逆転に成功した。

 昨季のリーグ王者チェルシー(Chelsea)は、後半6分にエデン・アザール(Eden Hazard)が決勝点を挙げ、ボーンマス(AFC Bournemouth)に1-0で勝利している。

 チェルシーは現在シティに9ポイント差をつけられているが、首位に追いつくことは可能かと問われたアザールは、「シーズンは長い。何が起きるかは誰にも分からない」とコメントしている。

 前節トッテナムに1-4で敗れたリバプール(Liverpool FC)は、ハダーズフィールド・タウン(Huddersfield Town)に3-0で快勝した。

 リバプールは前半にモハメド・サラー(Mohamed Salah)がPKを外したものの、後半5分にダニエル・スターリッジ(Daniel Sturridge)が試合の均衡を破ると、13分にはロベルト・フィルミーノ(Roberto Firmino)が追加点を挙げ、30分にはジョルジニオ・ワイナルドゥム(Georginio Wijnaldum)のゴールで突き放した。

 リバプールのユルゲン・クロップ(Jurgen Klopp)監督は、「後半はよりダイレクトなプレーが増えた。素晴らしい一日だ!」と勝利を喜んだ。(c)AFP/Julian GUYER