【10月25日 AFP】サッカーイングランド・フットボールリーグカップ(England Football League Cup 2017-18)は24日、4回戦が各地で行われ、本拠地エティハド・スタジアム(Etihad Stadium)で2部のウォルバーハンプトン・ワンダラーズ(Wolverhampton Wanderers)と対戦したマンチェスター・シティ(Manchester City)は、両チーム無得点で迎えたPK戦をGKクラウディオ・ブラーボ(Claudio Bravo)の活躍により4-1で制し、準々決勝に進出した。

 ブラボは昨季、低調なパフォーマンスにより批判を浴びていたが、今季公式戦3試合目でアルフレッド・エンディアエ(Alfred N'Diaye)とコナー・コーディ(Conor Coady)のPKを連続セーブ。シティは4人目のキッカーを務めたセルヒオ・アグエロ(Sergio Aguero)が「パネンカ」を決めてPK戦を制した。

 クラブの歴代最多得点記録に並んでいるアグエロだが、PK戦だったため得点はカウントされず、エリック・ブルック(Eric Brook)氏が持つクラブの歴代最多得点記録177の更新は次戦以降に持ち越しとなった。

 エバートン(Everton)に5-2で勝利した22日の試合から先発を全員入れ替えたアーセナル(Arsenal)は、試合時間残り5分まで敗戦の危機に立たされていたものの、2部ノリッジ・シティ(Norwich City)に2-1で逆転勝利を収めた。

 イングランドU19代表でアーセナルのエディ・エンケティア(Eddie Nketiah)は後半40分、途中出場からわずか15秒後に同点ゴールを決めてトップチーム初得点を記録すると、1-1で迎えた延長戦でも決勝点を奪い、チームを準々決勝に導いた。

 21日のリーグ戦でハダーズフィールド・タウン(Huddersfield Town)に1-2で敗れたマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)は、ジェシー・リンガード(Jesse Lingard)が2得点を記録し、スウォンジー・シティ(Swansea City)を2-0で破り、昇格組に敗れたショックから立ち直った。

 レスター・シティ(Leicester City)は先制を許したものの、 リーズ・ユナイテッド(Leeds United)に3-1で逆転勝利を収めた。

 クレイグ・シェークスピア(Craig Shakespeare)監督が解任されたレスターは、前半26分にパブロ・エルナンデス(Pablo Hernandez)に先制を許したが、その4分後にケレチ・イヘアナチョ(Kelechi Iheanacho)のゴールで追いつくと、後半26分にはイスラム・スリマニ(Islam Slimani)が、終了2分前にはリヤド・マフレズ(Riyad Mahrez)が得点した。

 前節リーグ戦2勝目を挙げたボーンマス(AFC Bournemouth)は、ホームでミドルスブラ(Middlesbrough FC)に3-1で勝利している。(c)AFP/Julian GUYER