【10月24日 CNS】北京市(Beijing)公安局は20日、市内78か所の出入国サービスセンターで、出入国手続きにかかる費用の支払いに「ウィーチャットペイ(WeChat Pay)」を導入した。

 北京公安局出入境管理局の林松(Lin Song)氏の説明によると、中国の住民はこれまで、出入国の手続き費用を支払う場合はサービスセンターの窓口で現金かクレジットカードで支払いを済ませていたが、これに加えて今後はウィ―チャットペイでの支払いを選択できる。

 同局によるウィ―チャットペイの試行中、同サービスを使用して出入国の手続きをした住民は15000人。テストの結果、ネットワークが良好な状況では、支払いにかかる時間は10秒以内で済んだ。ただ、納付領収証を必要とする申請者は支払い完了後に窓口で受領する必要がある。

 また、ウィ―チャットペイでの支払いは住民のプライバシーを守るため、個人情報データを送信しない。

 北京市公安局出入国管理局によると、次の段階としては、ウィ―チャットペイ納付のほかに、モバイル端末による新しい支払い方法を開発し、市民の多様なニーズに合った良いサービスを提供するためにさまざまな努力をしていく、としている。(c)CNS/JCM/AFPBB News