【10月24日 東方新報】日本市場が軟調であるにも関わらず、中国など海外市場は爆発的に成長している。ユニクロ(UNIQLO)を傘下に持つファーストリテイリング(Fast Retailing)のが発表した2017年8月期決算は、過去最高の売上を更新した。ファーストリテイリンググループの発表した2017年度決算概況によると、中華圏など含めた海外ユニクロが業績好調だったことなどから、グループの純利益は前年同期比で148%増加、約69億6000元(約1192億円)に達した。

 ファーストリテイリングによると、ユニクロは中国大陸の祝祭日や休暇期間に実施していた販売活動が功を奏し、多くの消費者を引き付けたことによって、中華圏の大幅成長となる利益を得られたという。東南アジアやオセアニアでも強さをみせ、前年度の米国の経営赤字部分を半分近く埋め合わせる形になった。

 業績の成長と同時に、さらに店舗拡大を加速させる計画だ。2018年度業績予測として、ファーストリテイリングは全体の店舗数からオンラインショップを3502店舗まで増やし、中国市場でも実店舗を2020年までに1000店舗まで増やす見込みだ。

ファーストリテイリングはグループ全体での店舗数を3502店舗まで増やし、中国市場は2020年までに1000店舗まで増やす見込みだ。(c)東方新報/AFPBB News