【10月12日 AFP】サッカー元イングランド代表のデビッド・ベッカム(David Beckham)氏は、11日に80歳の誕生日を迎えたマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)のレジェンドであるボビー・チャールトン(Bobby Charlton)氏にあやかってロバート(Robert)というミドルネームをつけられたと明かした。

 イングランド史上最も尊敬を集める選手の一人であるチャールトン氏は、1966年に母国開催のW杯(1966 World Cup)で優勝を果たし、その2年後にはユナイテッドでヨーロピアンカップ(European Cup、現欧州チャンピオンズリーグ〈UEFA Champions League〉)制覇を遂げた。

 こちらもイングランド代表とユナイテッドで輝かしいキャリアを積んだデビッド・ジョセフ・ロバート・ベッカム(David Robert Joseph Beckham)は、クラブの公式テレビMUTVに対し、チャールトン氏との思い出を振り返った。

「10歳の時にボビー・チャールトン・サッカースクールで初めてここにやってきて、幸運にも彼と会えた。父のお気に入りの選手で、サー・ボビーにあやかってミドルネームのロバートをつけられたから、彼に会えたのは夢のようだった」

「彼はいつも若い選手を手助けしようとしてくれる。クラブチームでプレーしているときにOBがやってきて話をしてくれてチームに関わってくれるのはとても重要なことだ。サー・ボビー・チャールトンがやってきて『よくやった』とか、『もっと良くやれる部分がある』とかいわれたら、それは特別なことだ」

「自分の応援するクラブのレジェンドで、名声や経験を持った人がいるというのは大きな意味がある。マンチェスター・ユナイテッドのファンやイングランドのファンといった多くの人にとって、彼の存在は大きくものをいう」

 チームメイト8人が亡くなった「ミュンヘン(Munich)の悲劇」を生き延びたチャールトン氏は、イングランド代表として106試合に出場して49得点を記録すると、さらにユナイテッドでも出場記録と得点記録を保持していた。(c)AFP