【9月27日 CNS】「日本で初めて試用させてもらい、大変光栄です。この翻訳機は本当にすごい!」

 名古屋市で19日に行われた第16回機械翻訳サミット(MT Summit XVI)で、ETモバイルジャパン(ET Mobile Japan)の櫻田和之(Kazuyuki Sakurada)取締役がこう感想を述べた。同社は日本旅行業界のエキスパートで、毎年19万人近くの中国人が同社を通じて日本に旅行に来ているという。

 同サミットには、百度(バイドゥ、Baidu)の技術委員会の呉華(Wu Hua)主席が特別招待を受けて参加。同社の機械翻訳の最新研究成果を報告すると共に、同社のスマートWi-Fi翻訳機を発表し、出席していた米グーグル(Google)や米マイクロソフト(Microsoft)のほか機械翻訳関連の学者たちの注目を集めた。

 呉主席と櫻田氏はステージ上で百度のスマートWi-Fi翻訳機の中日会話翻訳機能を試用してみせると、名古屋の観光スポットや電車の乗り方について話し合い、翻訳機の流ちょうで正確な中日相互翻訳が会場を沸かせた。

 百度のスマートWi-Fi翻訳機は、中、英、日など28か国の言語をサポート。相互翻訳をする2つの言語を選択してボタンを押しながら話すと、翻訳機が自動で言語を認識、翻訳してくれる。これまでの翻訳機のよう複雑な操作は必要なくなる。

 さらにこの翻訳機はWi-Fiルーターとしても使用できる。80か国以上のネットワークに対応しており、スイッチを入れると自動で4Gネットワークに接続する。(c)CNS/JCM/AFPBB News