■中国ブランドに求めるのは見栄えだけ?

 北京オペラからインスピレーションを受けた、若きデザイナースノウ・シュエ・ガオ(Snow Xue Gao)は、イーストヴィレッジ・ギャラリー(East Village Gallery)で初のソロ・ショーを行なった。彼女はいつか女優のケイト・ブランシェット(Cate Blanchett)の衣装を担当することを夢見ている。

米ニューヨーク市内で発表された「スノウ・シュエ・ガオ」18年春夏コレクション(2017年9月8日撮影)。(c)AFP/EDUARDO MUNOZ ALVAREZ

 ニューヨーク在住の彼女もまた、「ロダルテ(Rodarte)」や「アルチュザラ(Altuzarra)」といったブランドがパリへと移ったことを、他ブランドが輝くチャンスだと見ている。しかし中国をインスピレーションとするなら、西欧のクライアントは第一に美しい服を求め、その起源についてはそこまで気にしないのだと言う。「彼らは体にあって、見栄えがよく、プリントが気に入ったものを購入する」とAFPに語った。「今の顧客は『アジア文化が本当に大好きだから、このドレスが欲しい』なんて感じではないと、私は思う」(c)AFP/Jennie MATTHEW