【8月31日 AFP】イタリア・セリエAのユベントス(Juventus)は30日、ドイツ・ブンデスリーガ1部のシャルケ04(Schalke04)から同国代表のDFベネディクト・ヘベデス(Benedikt Hoewedes)を獲得した。ヘベデスはシャルケで主将の座を剥奪されていた。

 ユベントスはウェブサイトで、「ベネディクト・ヘベデスを買い取りオプション付きのシーズンローンで獲得した」と発表している。

この発表の前にユベントスは、ヘベデスがメディカルチェックのためにトリノ(Turin)に到着したと明かしていた。ヘベデスとの契約によりユベントスは、最初に350万ユーロ(約4億6000万円)をシャルケに支払う。また、ヘベデスが25試合以上出場した場合、ユベントスには1300万ユーロ(約17億円)での買取義務が生じる。

 シャルケ一筋で10年プレーし240試合に出場したヘベデスの移籍は、急転直下の出来事だった。

 2011年からシャルケでキャプテンを務めた29歳のヘベデスは、新指揮官のドメニコ・テデスコ(Domenico Tedesco)監督から前触れもなく主将の座を剥奪され、今季のリーグ戦2試合をベンチで過ごしていた。

 31歳のテデスコ監督は、ヘベデスのプロフェッショナルな姿勢を評価していたが、ベンチで両者は目も合わせないほど関係は悪化していた。

 W杯ロシア大会(2018 World Cup)を1年後に控え、シャルケはヘベデスの代表入りにとって最適な場所ではなくなっていた。

 2014年のW杯ブラジル大会(2014 World Cup)でヘベデスは、全7試合に出場してドイツの優勝に貢献。リーグ7連覇を目指すユベントスでは、ACミラン(AC Milan)に4000万ユーロ(約52億円)で移籍したレオナルド・ボヌッチ(Leonardo Bonucci)の穴埋め役として期待されている。(c)AFP