ブラジルを象徴するビーチサンダル「ハワイアナス」の汚職とすべて
このニュースをシェア
■ セレブリティーの足元を飾る
「ハワイアナス」はあきらかにスターたちをも魅了している。同ブランドのビーチサンダルはマドンナ(Madonna)やデヴィッド・ベッカム(David Beckham)の足元も飾り、キム・カーダシアン(Kim Kardashian)はジュエラーの「H.スターン(H. Stern)」がデザインしたゴールドのあしらわれた1万8000ドル(約200万円)相当のものを着用している。
「ハワイアナス」が最初に本格展開したのは、ベーシックな白のラバーソールに青いストラップのビーチサンダルだった。その後、1969年に偶然スタッフがストラップを緑色に塗ってしまった。「アルパルガタ」が驚くことに、これらの商品はヒット。そしてそこから「ハワイアナス」は色やデザインで遊び始める。
総人口が2億人のブラジルの3分の2もの人たちが毎年、「ハワイアナス」のビーチサンダルを平均1足は購入すると同社は主張する。そして今まで販売したすべてのビーチサンダルを端から端まで並べると、地球62周分になるという。
しかし前オーナーによる汚職はブランドにどのような影響を及ぼすだろうか。「このようなブランドがブラジルのものであり続けているのはすでに良いことだ」とゴールドバーグ氏は語る。同社は「そのアイデンティティーを失わないだろう」と。新しいオーナーたちは、アメリカの市場へと拡大させていきたいと語る。そうすればこの有名なフットウェアの現在の経営陣は、お払い箱にはならないだろう。(c) AFP/Carola SOLÉ