【7月6日 CNS】上海浦東国際空港(Shanghai Pudong International Airport)は夏休み初日の7月1日だけで出入国者数が約11万人に上り、夏休みの大移動モードが本格的に始まった。

 夏休みを1週間前倒しする旅行客もいて、1週間前から「夏休み効果」が現れ、利用客が増え続けている。統計によると、同空港の利用客は6日連続で10万人を突破し、前月比で約4割増加。留学目的地としては、欧米が依然として主流で、東南アジア方向もこれまでと比べると増加している。

 上海国際空港出入国検査部門によると、毎年夏休みになると出入国者数が増えるが、今年の夏休みラッシュは「早いし、増加するのも早い」。6月下旬から大勢の学生が海外旅行に出かけたという。

 学生の早めの旅行は夏休みを避けるだけではなく、「早く行って早く帰り」、夏休み期間に開講される習いごとや補習クラスとスケジュール衝突するのを避けるためだ。卒業旅行や夏休みに海外へ出かける学生の中には、10歳未満とおぼしき子供たちもちらほら見かける。

 幼稚園卒業を控えた子供を連れて卒園旅行として海外へ出かけ、「すばらしい記憶を残してほしい」という親もいる。

 夏休みラッシュの幕が開いた。多くの学生旅行客のほかにも、家族旅行、友達同士の旅行客なども相次ぐ。出国ラッシュは7月下旬まで続き、8月下旬はUターンラッシュのピークになると予測している。(c)CNS/JCM/AFPBB News