【6月26日 AFP】サッカーコンフェデレーションズカップ(Confederations Cup 2017)は25日、グループBの試合が行われ、チリはマルティン・ロドリゲス(Martin Rodriguez)のゴールでオーストラリアと1-1で引き分け、ポルトガルとの準決勝に進出した。

 前半42分にオーストラリアのジェームス・トロイージ(James Troisi)に先制を許したチリは、後半から投入されたロドリゲスが22分に同点ゴールを決め、ドイツに次ぐグループ2位で4強入りを果たした。

 同日カメルーンに3-1で勝利し、グループB首位通過を決めたW杯ブラジル大会(2014 World Cup)王者ドイツは、7月2日にロシア・サンクトペテルブルク(St. Petersburg)で行われる決勝進出を懸け、準決勝でメキシコと戦う。

 チリのフアン・アントニオ・ピッツィ(Juan Antonio Pizzi)監督は試合後、オーストラリアを過小評価することはなかったとした上で、「実際のところW杯の準々決勝だとしてもおかしくない試合だった。このゲームはそれぐらいのレベルだった。準決勝という目標にたどり着けて満足している。今は次の目標達成に向けて集中しなければならない」と話した。

 一方、1敗2分けで大会から姿を消したオーストラリアのアンジェ・ポステコグルー(Ange Postecoglou)監督は、決定機を得点につなげることができなかったと嘆いた。

「グループを突破したかったが、われわれにはそれができなかった。なので落胆している」

「チリはワールドクラスであり、ファンタスティックなチームだ。何人かは世界最高クラスのチームでプレーしている。そういう相手との対戦ではエネルギーが必要になるが、選手はいい仕事をした。個人的には素晴らしいパフォーマンスだったと思う」

 なお、オーストラリアのティム・ケーヒル(Tim Cahill)は、スパルタク・スタジアム(Spartak Stadium)で行われたこの試合で代表通算100試合目の出場を果たした。オーストラリア代表として100キャップを達成したのは、これまで109試合出場のマーク・シュワルツァー(Mark Schwarzer)ただ一人だった。(c)AFP