【6月26日 AFP】サッカーコンフェデレーションズカップ(Confederations Cup 2017)は25日、グループBの試合が行われ、ティモ・ヴェルナー(Timo Werner)が2得点を記録したドイツは、退場者を出したカメルーンに3-1で勝利し、準決勝でメキシコと対戦することが決まった。

 後半開始直後にケレム・デミルバイ(Kerem Demirbay)のゴールで先制したドイツは、その後ヴェルナーが2点を加え、カメルーンの反撃をヴァンサン・アブバカル(Vincent Aboubakar)の1点に抑えた。

 しかしながら、この試合でも再びビデオ判定が注目を集めることとなった。後半19分にカメルーンのエルネスト・マブカ(Ernest Mabouka)がエムレ・ジャン(Emre Can)に対し危険なプレーを見舞ったが、ウィルマー・ロルダン(Wilmar Roldan)主審は誤ってセバスティアン・シアニ(Sebastien Siani)に退場を宣告。その後のビデオ判定の結果、マブカに退場が言い渡された。

 カメルーンを率いるヒューゴ・ブルース(Hugo Broos)監督は試合後、「理解できない判定だったし、今でも理解していない」、「責任は審判にあると考えている。彼にしか何が起きたかを説明することはできない」とコメントしている。

 この結果、ドイツがグループBを首位で終えた一方、ロシア・モスクワ(Moscow)でオーストラリアと1-1で引き分けたチリが2位通過となった。

 ドイツは29日にソチ(Sochi)で行われる準決勝でグループA2位のメキシコと対戦する。また、チリは28日にカザニ(Kazan)でポルトガルと決勝進出を懸けて戦う。

 なお、ヨアヒム・レーブ(Joachim Loew)監督は、ドイツ代表を指揮した通算150試合目で勝利数を大台の100に乗せた。レーブ監督は、約10年にわたり出場したすべての大会でドイツを準決勝以上に導いている。

「準決勝にたどり着いたことを誇りに思うし、チームを手放しでたたえたい。この若いチームでここまで来ることができるとは必ずしも期待していなかった。選手は素晴らしい仕事をしてくれている」(c)AFP/Ryland JAMES