【6月21日 AFP】米ロックの殿堂(Rock and Roll Hall of Fame)が、日本に「ロックの殿堂博物館」を開く計画であることが19日、明らかになった。米国以外での展開は初めてとなる。

 ロックの殿堂は、オハイオ(Ohio)州クリーブランド(Cleveland)で人気の博物館を運営。ここでは毎年、ミュージシャンたちの活動を称える殿堂入りの授賞式が開催されている。

 9月に最初の企画展が東京で計画されている。その後、常設館を設けて、独自の展示を企画していく他、米国発の展示も行っていく予定だという。

 ロックの殿堂のグレッグ・ハリス(Greg Harris)社長兼最高経営責任者(CEO)は、ロックンロールは「世界共通語」と語り、「日本は世界で2番目に大きな音楽市場。ロックの殿堂の初の世界進出の場として完璧だ」とコメントしている。

 世界的にデジタル化が進む音楽業界において、日本での2016年のCD売り上げは27億ドル(約3000億円)だった。1位の米国は同77億ドル(約8600億円)。(c)AFP